2008年07月23日

【ベストセラー『はじめての課長の教科書』第2弾】あたらしい戦略の教科書 酒井穣(著) ・・・ 61冊目

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あたらしい戦略の教科書あたらしい戦略の教科書
酒井 穣

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「感想」
はじめての課長の教科書、第2弾。
ずーっと待ち望んでた著書の2作目、期待を裏切らないすばらしい内容でした。
本文にも書かれておりますが、数ある戦略本から不要なものを取り除いていった結果、残った厳選された内容となっており、素人にも、戦略というものがわかりやすく説明されています。
戦略の本と言われると、非常に難しくなるイメージがあったのですが、著者の文書力、表現力の高さか、非常に理解しやすい内容にまとめられております。
ところで、本書もディスカバーからの出版ですが、ディスカバーからでた本で、最近とくにブレイクした中に、勝間和代さんの年収10倍アップシリーズがありますよね。
酒井さんのこの教科書シリーズもブレイク中。
酒井さん、今年大ブレイクする予感が。。。第2の勝間和代の誕生の予感がします。


「著者まえがき」
今、あなたの目の前にはいろいろな問題があるでしょう。
仕事上の問題はもちろん、キャリアや人間関係、健康やお金の問題など、人間であれば誰もが少なからず問題を抱えています。
こうした問題には、それぞれ個別の原因があるように見えますが、実は、 一つだけ共通する点があります。
それは、「すべての問題の原因は、必ず過去にある」ということです。
確かに、目の前で起こっている問題を解決することも大事なことです。しかし、近い将来、あなたの周りで発生する問題の多くは、今のあなたの判断にこそ原因があるという視点を持たないとう将来もまた、今と似たような問題に悩まされることになるのではないでしょうか。
将来を予測し、戦略を立てて、それを実行するということは、自分の現在の判断でより良い将来を作りだしてい-ということです。
それは、自分の将来を、自分の責任においてデザインしようとする態度でもあります。
「あのとき、ああしておけば良かった」本書は、そんな思いをできる限り少なくするための基礎をまとめたものです。

『はじめての課長の教科書』の読者に教えられた「日本企業の課題」私の前著『はじめての課長の教科書』は、たくさんの好意的な反響をいただき、結果として発売から3カ月で10万部のベストセラーとなりました。
しかし、自分の本が広く世間に受け入れられる喜びにひたっていられたのは、そうした反響の中に、現職の中間管理職の方々の「悲鳴」がたくさん混ざっていることに気が付くまでの、ほんの短い間だったのです。
「課長がこんなに孤独な役職だと知っていれば、課長になんてならなかった」
「役員、部長は、達成すべき数字を押し付けて-るばか-で、具体策は何もない」
「部下のモチベーション管理が重要だとわかっていても、部下と話をする時間がない」
私の脳裏をよぎったのは「戦略の不在」という、もはや日本人にはずいぶんと聞きなれた不名誉なフレーズでした。
「戦略」という言葉そのものは日常的に使用されています戦略に関する本もたくさん出版されています。それなのに今もなお、こうした「戦略の不在」が問題となるのは不思議なことです。
いつしか私は、広く「戦略」をテーマとする本のリサーチを始めていました。本書のあたらしさとは?世の中に戦略について書かれた名著は、数多くあります。
しかし、それらはすでに、経営戦略と直結するような戦略の関連学(マーケティングや会計学など)について、ある程度の勉強が進んでいる人を対象として書かれているアカデミックなものがほとんどです。
実際に、ビジネス・スクールなどで経営学を学ぶ場合も、戦略論は他の勉強が一通り終わったあと、つまりカリキュラムの後半で学ぶことが多いようです。
なぜなら、戦略というテーマがカバーする学問分野は、とても広いものだからです。
結果として、戦略について書かれている本の多くは、専門用語が頻出する辞書のような厚さを持った専門書となり、日々の実務に役立つ戦略の知識を手早く学びたいと思っても、忙しいビジネスマンにとっては、その敷居がどうにも高いのです。
さらに見逃せない問題は、散見される「戦略と分析の混同」です。
戦略にとって、「情報の分析」がとても重要な要素であることは明らかです。この点は、本書でも大いに指摘していきます。しかし、戦略論の大家として知られるミンツバーグ教揺(マギル大学)が鋭-警鐘を鳴らすとおり、戦略イコール分析ではありません。
それなのに、書店で戦略論を扱っている本を開いてみればすぐにわかることですが、日本における戦略論の本は、3C分析、7S分析、sWoT分析、BCGマトリクス分析、バリューチェーン分析、ファイブフォース分析、製品ライフサイクル分析tsカーブ分析、経験曲線分析、顧客セグメンテーション分析、スイッチングコスト分析に一般的な財務分析など、紙面の多くをこうした分析手法の解説にばかり当てているのです。
ボトムアップの戦略立案の時代ビジネスの複雑さがものすごい勢いで増している現代においては、現場的な専門知識に乏しい組織のトップが、戦略のすべてを管理することのリスクが極端に高まっています。
たとえば、いくら経験が豊富で多-の実績を残している経営者でも、メールすら満足に使えない人にIT戦略の立案と実行をされてはたまりません。
そうした意味で、現代における戦略とは、現場に近い各分野の専門家が、ボトム・アップ的な方法で、その立案以前の段階から積極的に関わっていくべきものになったのです。
そんな現場のビジネスマンが今、すぐに知っておくべき「戦略のエッセンス」とは、美しいプレゼンテーションを作るための「幅広い経営学の専門用語」や「情報分析のテクニック」ではありません。
「戦略のプレゼンは完成したのだから、あとは戦略の実行だけだ」では順序が逆で、「優れた戟略の実行には、何が必要なのか」という視点が必要なのです。
こうして私は「戦略の実行」という現場の観点から逆算して構築された戦略の実務書が広く求められているという結論に至り、本書の執筆を決めました。

(中略)

戦略は戦略家だけのものではない
本書は、ビジネスにおける戦略を「現場寄-の責任者」として立案し、実行プロジェクトを指揮する人(戦略家やプロジェクト・リーダー)の視点を想定して書かれています。
しかし本書は、「現在戦略家として活躍されている方」にはもちろん、次の時代を担う「現場の若手ビジネスマン」にも読んでいただきたいと考えています。
特に戦略が立案されたあとの実行は、戟略家でな-とも多くのビジネスマンが巻き込まれることであり、戦略的なプロジェクトの背景にある理屈を知ることは有意義なはずです。
さらに本書は、ビジネスにのみ限定されるものではあ-ません。すべての人は、自分自身のキャリア戦略における責任者です。その意味では、本書は読者を限定していないとも言えます。

本書の構成

第1章は、 一般にとても唆味な理解をされている「戦略の定義」を、きっちりと理解していただくことを目的として書かれています。
世間には戦略という言葉があふれていますが、この言葉を正しく理解している人は決して多くありません。
戦略の実務において、直感は非常に大事な要素です。しかし、ロジックよりも直感を優先するような態度は決して容認できません。それはまるで、プロ野球の選手になろうと志す若者が、素振りなどの基礎練習をすることを怠って、長嶋茂雄の格言集ばかりを繰り返し読んでいるようなものだからです。

第2章は、戦略の立案に先立って必要となる「現状把握」のための「情報の収集と分析」にスポットを当てています。
「情報化時代」などという言葉は、すでに陳腐化しているにもかかわらず、情報の収集方法や分析方法についての基礎を知っている人は、意外なほど少ないのです。
「顧客の意見を聞かないとダメだ⊥ なんて叫んでいる人でも、インタビューの基礎すら学んだことがなかったりします。これは非常におかしなことです。
今一度、情報の重要性を確認し、その収集と分析に関する理論を学ぶべきではないでしょうか。

第3章は、戦略によって到達しようとする「目標の設定」についてです。
日本語の「目標」という言葉が連想させるのは、「ジャンプ」や「飛躍」といったイメージではないでしょうか。
しかし、目標に対するこのイメージは誤-です。目標というのは、「エイヤッ!」と決める部分もあ-ますが、むしろ本来は正しい現状の把握からジワリとにじみ出るようなものであり、また一歩ずつ階段を登るようにして近づくものだからです。
受験における志望校は、自分の現在の成績によって定められるように、極論すれば「目標とは現状の奴隷」なのです。


第4章は、優れた戟略を立案するための「原則」を明らかにすることを目的として書かれています。
戦略の専門書は、これまでも多数出版されてきましたが、これらの多くはMBA的なフレームワークを集めた辞書的なものがほとんどです。
そこで本書では、紹介するフレームワークの数を、意図的に必要最小限なレベルにとどめることで、現場で最重要となる「戦略立案の具体的な方法」を深く学べるように配慮しました。
料理の初心者が包丁を何本も持っていても仕方がないように、戦略の初心者にとって重要なのは、まずは1本の包丁を十分に使いこなせるようになることです。
しかし、たとえ包丁は1本しかなくとも、それでプロ顔負けのすぼらしい料理を作る人は大勢いることを忘れないでください。

第5章では、「戦略の実行」について考えていきます。
戦略の立案と戦略の実行は、どちらか一方でも欠けてしまえば、トータルの戦略としては失敗となります.
戦略の立案は、ロジカルに突き詰めることができる科学的な性格のものです。ところが、戦略の実行となると、これはもう「他人を動かす」ということですから、「ロジック」よりも「情緒」が優先されるような、ドロドロとした世界です。
しかし情緒優先であれば、方法論が生まれないというわけではありません。これまでに多くの戦略家たちが苦労してためこんできたノウハウや、寄って立つべき基軸があります。
本章では、こうした戦略の実行に関する考察を試みます。

(以下省略)


「目次」
第1章 戦略とは何か?
 戦略とは「旅行の計画」であるり
 大学受験の戦略を考える
 戦略は、時問とともに成長する
 戦略における完壁主義のワナ
 戦略は中心メンバーの選出から始まる
 戦略と戦術の違いとは?
 本章のポイント  戦略とは何か?

第2章 現在地を把握する−情報収集と分析の手法
 情報力が戦略を簡単にする
 集めるべき情報・行うべき分析とは何か
 フェラーリの競合とは?
 顧客情報こそキングである
 情報収集の3つのステップ
 情報収集の現実
 情報分析の基本
 本章のポイント 適切な情報収集と分析をするには?

第3章 目的地を決定する−目標設定の方法
 目標は何のためにあるのか
 目標設定の怖さを理解する
 戦略立案を刺激する優れた目標・5つの条件
 「熟達目標」という考え方
 本章のポイント 適切な目標設定をするには?

第4章 ルートを選定する- 戦略立案の方法
 戦略は本当に必要なのか
 スイート・スポットをシェアし、戦略を育てる
 あたらしいアイデアが本当に求められるとき
 戦略の立案力を養うトレーニング
 クイック・ウィンのテスト・ケースを走らせる
 立案される戦略の構造
 やめるべきことを常に探す
 リスク対策と代替案の準備を忘れずに
 戦略のキャッチ・コピーを考える巾
 本章のポイント 戦略立案の方法

第5章 戦略の実行を成功させる
 人を説得するための方法論を知る
 組織トップのコミットメントをマネジメントする
 組織内で、危機感と希望を共有する
 魔法の数字7±2 
 情熱の伝染を起こす
 組織内に「やさしい空気」を作りだす
 戦略の実行に反対する人々との戦い
 戦略の実行に使えるノウハウ集
 カーナビに学ぶ戦略の実務
 本書のポイント 戦略実行の方法

あとがき

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タグ:戦略
posted by はっしーなゆき at 06:16 | Comment(4) | TrackBack(1) | 戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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