2008年08月04日

【仕事の鉄則100】ラクをしないと成果は出ない 日垣隆 (著) ・・・ 66冊目

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ラクをしないと成果は出ないラクをしないと成果は出ない
日垣 隆

大和書房 2008-05-23
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「感想」
成果を出すための考え方とは?
本書はその疑問に答えてくれる100の法則を教えてくれます。

100の項目を10のジャンルに分けて整理、解説しています。
詳しくは目次を参照ください。

1つの項目につき、見開き1ページで解説と、ポイントを。
例を挙げながら、「こうすべき」→「こういう理由で」→「ポイント」という流れです。

「ラクをして」というのは、本当にだらだらというラクしてという意味とは違います。
最も効率的な方法 = ラク ということをうたっています。
(よって当然、実施するにはしんどいことも書かれてますよ。)
その上で、技術だったら、考え方を教えてくれます。
ちょっとした1つの習慣、その積み重ねが今後を大きく変えていくこと間違いありません。

200ページちょっとで見開き1ページ1項目の読みやすい本です。
自分の気になった項目だけでもサラサラっと読むだけで十分価値があると思います

一読することをオススメします。


「著者まえがき」
この本は、ビジネス書に見えるかもしれません。
確かにタイトルからしても中身からしても、ビジネス書のど真ん中をゆくような本です。
自分で言うのもなんですが、誰も言ってくれないので少しだけ書き留めておきます。
これまで私が書いてきた本は、いずれも既存のジャンルにおさまるものではなく、例えばまだIT (情報技術)という言葉がtのちの森首相によってイットと発音される七年も前に書き始めた『情報の技術』(朝日新聞社)のちに『情報系これがニュースだ』文春文庫)は、湾岸を舞台とした軍事作戦の要請だったものを日本人技術者たちがカーナビに転生してゆく現場の様子を措くなど、あれから一〇年以上が経った今、あの時点でどうやって正確に将来を予測できたのか、と専門家から評価されるようになったものの、発刊直後は書店で「パソコン(おたく)」のコーナーに置かれたものです。
比較的最近では『知的ストレッチ入門』(大和書房)はジム好きと間違われたのか、街の書店で「スポーツ」の棚や「ヨガ」コーナーの隣に置かれていたと聞いて、これもまたよろしからずや(スポーツをやる人こそ大脳のストレッチが必要なので)と思ったりしたものです。
硬派ジャーナリズム(なのか)の世界で書いてきた者が、経営コンサルタントが書くようなビジネス書を出していいのでしょうか。
もちろん、いいのです。「できる経営者」が「普通の社員」に向けて「ああやれこうやれ」と言っても、参考になるのは二割程度でしかありません。
私は普通の働き手であり、独立自営業者でもあり、友人や知人に真顔で頼まれて、倒産しかけた会社を再建した偶然″も何度かあります。売文というのは、生産者でもあり、消費者でもあり、試行錯誤の結果、私は自分で自分のメディアも同時にもって生活を安定させています。
私自身は、本文の冒頭「1」で紹介したように、どう見ても「できない社員」であり、せいぜい「納得するのに他人よりた-さん時間がかかる人間」でした。
今もそうです。小学生のころ、監督やコーチから「球をよく見ろ!」と言われて、球を土の上に置いてじっと見ていたら怒られ、空中を飛んでいる球をよく見られるなら俺はもうプロになっている、
と思いつつ、それでも「飛んでいるボールをよく見る」ということはどういうことなのか、真剣に悩んだ少年です。いやな奴と思わず、実はかなり謙虚で素直な男だと思っていただければ幸いです。
しばらく前に書いた『売文生活』(ちくま新書)では、もともと商品ではなかった「文」が、どのように商品化されていったのかtという謎解きをしたつもりです。
つまり、売文の成育史を日本の近代史のなかに定位してみせた本であり、売文という仕事が一つのビジネスモデルになる過程と今後の課題を実証的に分析した本でした。
あの本を読めば、他のどんな商品だって「売る構造」が見えて-るはずなのですが、残念ながら、目利きの店員がいない書店ではそのような理解をあまりされず、「新書」コーナーのほかには「エッセイ」の棚に置かれました。不徳の致すところです。
しかし『売文生活』が、あらゆるビジネスに応用可能な「単価」と「ビジネスモデル」の話だと気づいてくれた賢明な読者も少なくありませんでした。ありがたいことです。
書店関係者の皆様、本書は自信をもって「ビジネス書」のコーナーに置いてください。
努力や勉強は大切です。マニュアル化も法則化も、集団で動-以上必要な面もあります。
しかし、例えばペンギンは、ボイルの法則もアルキメデスの法則も暗記していないのに、浅い潜水時には事前に吸い込む空気量を少な-抑えています。吸い込む空気の量を五〇〇ミリリットル程度に抑えておけば、深度二〇メートル前後では「中性浮力」という非常に安定した状態に達し、いちいち浮力に抵抗するエネルギーを奪われずに餌採りに専念することができるのですね(佐藤克文『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐハイテク海洋動物学への招待』光文社新書)。
ラクをしすぎて成果が落ちるのも困りますLt苦労ばかりして破産するのも困ります。
机の前に座ったこともなく営業会議にも出たことがないペンギンたちですら、ラクをしないと成果は出せない! のです。
ラクをするということは、何もかも自分たちで見つけ出すのだという自己中心的で横暴な考えに取り付かれるのではなく、先達の知恵を素直に引き継いで着実に上乗せしてゆくという発想であり道程です。
それがなぜちょうど「一〇〇」項目になったのかtについては「おわりに」で触れたいと思います。
では、まず目次からどうぞ。


「目次」

はじめに

第1章 基本編

  ラクをして成果を上げるのが基本中の基本
  ゴールを必ずイメージしてから仕事に取りかかる
  自分にできないことをしている人を、素朴に尊敬する
  お金で自分の時間は買えない。他人の時間なら買える
  「ぜひ続編を」に即対応できるよう、素材は使い切らない
  外部の人に自分の仕事のおもしろさが伝わらなければ、それはつまらない証拠
  よくわからなかったら、現場に行って考える
  気になったら、まず買う
  自分に対する相手の優先順位を上げてもらうことが仕事の基本
  全体像と個別の処方隻を混同しない

章2章 インプット編

  「つまらない」と思ったら、できるだけ早-撤退する
  情報収集にのめりこまない。情報とは「出合う」ものだからである
  立ち読みは書店でな-家の中でする
  若いうちはテーマなしで盲一冊、四〇代は盲で五冊
  興味がわいたことは講演やセミナーに出て、全体像と情報源を一気に押さえる
  書棚一本の本がたまったら、新しい分野を開拓できる
  ブログを世界中の井戸端会議における、「立ち聞き」として活用する
  ウソには必ず理由や背景がある。それを探るとインプットが効率的になる
  発行部数数千部のメルマガや専門誌や自書類にたくさん目を通す
  図書館に行けば行くほど「無駄遣い」になる

第3章 ネットワーク編
  いざという集まりには万難を排して参加する
  アイデアは他人の頭で操んでもらう
  メールの未処理は「なし」の状態にして帰宅する
  会いたい人にはできるだけ向こうから望んで会ってもらうように仕向ける
  お願いした場合は「いつでも」と言う
 予測がつかなかったら、親しい友人と賭けをする
  人から薦められたものは、無理をしてでも即日取り入れる
  期待値を下げる
  自分の実力をマッピングしてお-。身の丈を知ったうえで見栄を張る
  先輩の一言アドバイスには、とにかくまず従ってみる

第4章 撃退編

  締切日に納品しても、返信がないような会社とは仕事をしない
  依頼には即決で答える
  愉しめない喧嘩は避ける
  自爆しない
  NGな人には説明しない。NGな人とはモメない
  クレームは、成長に不可欠なもの(一割)と、無駄(九割)に分かれる
  できるだけ葬式には行かない努力を
  三日かかることは盲でやる
  「苦手なこと」は人の手を借りて解決する
  NG上司に煩わされない

第5章 独立編

  本当に「良いもの」は自分で売ってみる
  出された問題はすべてその場で解決の方向と、「いつまでに」を明確にする
  今の仕事を三〇年後にもやっているかを自問。もしNOなら続かない
  自分の仕事が黒字になっていなかったら、絶対に会社を辞めない
  商売道具への投資はケチらない
  最初から必ず黒字にする
 「この社と切れたら自分がアウト」という取引先は作らない
  「やりたいこと」を周囲に話しておく
  「好き」を安さの言い訳にしない
  独自の販売回路をもち、その売り上げは五年で二倍が最低ライン

第6章 継続編

  好きな仕事を増やすために、好きではない仕事を毎年二割ずつ削除する
  「なるほど」と思ったことは、二四時間以内に「やる」メドをつける
  過去を振-返らない
  「何をしないか」を明確にしてゆく
  常に確率を意識する
  一発屋でなく人気(売り上げ)×継続の面積を広げていく
  貯金しな-ても良いようなキャッシュフローを、常態化する
  問題を見つけたら、必ず即日解決の糸口を見つけておく
  継続させる小さな工夫を
  自由に生きるために健康を維持する

第7章

  今いるメンバーを前提にする。「上手-いかない」のを彼らのせいにしない
  会議や集会は、参加者全員が「待ち遠しい」仕掛けをつくる
  自分の「忘れグセ」を前提に、「忘れても、できる」仕組みをつくる
  共有する言葉の定義を明確にしないと、誤解が量産される
  コーチはするものではなく優秀なコーチに短期間「つく」のが近道
  どれ-らい時間がかかるかは先に訊-。ギャラも先に決めておく
  インセンティブを高める工夫だけで、成果が上がる場合は予想外に多い
  毎日仕事が終わったら、机の上と周辺を完全にリセットする
  「約束の優先順位」を見直すクセをもつ
  休暇中も仕事をしたほうが、のんびりできる

第8章 時問編

  会議は一企画につき二度だけで終える
  決裁は火曜日の午前一〇時半からtと決めておぃ
  探し物は一カ月で合計一時間以内に
  人を待たせない。待たされても怒らない
  「遅刻してしまった⊥ を先にイメージする
 よほどゆとりがない限り、正義に多大なエネルギーを注がない
 レファ本の常備は時間を節約する
 出欠を迷うイベントには行かない
  一万円札と名刺は三カ所に入れておぃ
  もう腕時計をしない

第9章 アウトプット編

 ノウハウはどんどん公開する
 「好き」をお金にしてゆ-
 「本格的に勉強したい」分野の仕事を引き受ける
 アウトプットしないものはインプットしない
 数値目標とその根拠を明白にもつ
 同じネタで何度も稼がないように自戒する
 「新鮮でおもしろいこと」は三〇秒で説明する
 毎晩アルコールが欠かせない人は伸びない
 相手を飽きさせず一時間話せたらお金になる
 「必要でないこと」は極力やらない

第10章 生活技術編
 
 死以外の悲劇は、一〇年後に必ず人生の肥やしになる
 子どもができたら、「仕事で二〇年後にブレイクする」準備を始める
 昨日と違う今日、今月と違う来月、来年と違う再来年にする
 加齢とともに遊び時間を増やしてゆく
 最悪の事態を想定Ltその兆候が出たら動く
 よほど親しい人以外にはプレゼントをしない
 ドタキャンは月に一度だけ、と決めておく
旅行用の持ち物リストをつくつておく
  子ども部屋より書斎を優先するのが、家族のためになる
  大切な人は命がけで守る

おわりに


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「著者あとがきより」
本書の一〇〇項目は、二〇〇六年七月三一日の夜九時一五分、風呂から上がった途端に何やら大量の文章の塊が頭から溢れ出Ltとりあえず最低限のものを羽織ってから、「RHODIA」というメモ用紙に、まったく 一度も手を休めることなく書き留めたものです。
一心不乱の状態が続いたのは、ちょうど一時間でした。そのとき念頭にあったものは「ラクして二倍の成果を上げる」 
当時はもっと露骨で「ゆとりをカマして所得を倍増する一〇〇の鉄則」という主題でした- それから項目ごとの整合性をつけ、無駄を省き、大きく 一〇の分野に分け、公表に耐えるものにスローガン化するのに六時間かかりました。
もともと予定していた作業ではなく突然天から降ってきたにすぎないので、風呂から上がった九時一五分から家族と雑談でもして今日は早めに寝るか、というはずの穏やかな日に、それから七時間もぶっ通しで、これを書き上げました。やや興奮しており、もう眠る気など起きなかったのは言うまでもありません。
直後の週刊メルマガ「ガツキィファイター」で、この「一〇〇の鉄則」を発表したところ、読者からは大量の感想が寄せられ、その日だけで四つの出版社から「ぜひ本に」という提案がありました。
翌日にも挙手は続き、たいていの編集者とは長いつきあいがあったので、フェアネスという点で「最も早かった」大和書房の小宮久美子さんにお願いすることになりました。
「手が早い」のは人生最大の武器です。リスクもありますが(笑)。
なぜ、風呂上がりに一〇〇個もひらめいたかと冴る方もおられるかもしれません。
いきなりだったわけでは、もちろんありません。たまたま「来月、自分の考えを話さな
ければならない重要なテーマ」の一つだったために、ぼっとしている時間帯にも何となく考え続けていたら、途中で一〇〇項目が溢れ出てしまったtというだけの話です。
その「来月」には、同業者を中心とする勉強会があ-、「生産効率をどうやって飛躍させたらいいのか」がメインテーマでした。
その問題提起をしたライター氏は、とても優秀で大量の仕事をしている方であり、またスランプ知らずの方なのですが、仕事量でも収入でもピークに達した感があるとのことでした。
そうすると、今後は支出を切-詰めるか、過労死も辞さないでもっとたくさん仕事をするか、効率を上げるかという選択肢しかないでしょう。
いちばん良いのは、どう考えても「効率を飛躍的に上げる」しかありませんよね。
それは、もちろん単価や技術や時間や役職やチームや発想で「稼ぐ」人たちに、普遍的な鉄則にもなるはずです。
ただし、 一〇のジャンルに分けて遺漏なく 一〇〇項目にまとめたものの、残念なことにまだ本文がありませんでした(惜然)。
困りましたね。
それを完成させるのに、二年近-がかかってしまいました。書き手の思い込みではなく、むしろ読む側が充分に楽しめて納得できる立場で「聞く」という合意のもと、小宮さんとフリー編集者の青木由美子さんが何度も何度も私の仕事場に来てくだきり、雑談好きだけれども怠惰な私から素材や体験や思考や解決策を引き出してくれました。
お二人がいなければ「一〇〇の鉄則」の見出しだけで終わっていたのは間違いありません。
そういう次第で私にとって初めての「語りおろし」なのですが、語りおろしについてはいろいろ誤解があるようなので、 一つだけ申し上げておきます。やれるものならやってみなよです。
伝え聞くところによればB型人間は、思ってもいないことは口にしないかわりに、思ったことはすぐ言ってしまうようです。失礼いたしました。
本書のタイトルはネット上で公募Lt最終的にはメールで投票してもらった結果をもとに決めていただきました。
不思議な時代ですね。タイトルだけでな-本文全体も誰かがネットで代わりに書いてくれたらもっと良かったのに、とは思うものの、さすがにそうなると私の仕事がなくなります。
本書をお読みになって、少しでも日々のアイデアや元気が出たらいいなあと心から願おって筆を摘きたいと思います。


ラクをしないと成果は出ない
ラクをしないと成果は出ない日垣 隆

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部下の仕事はなぜ遅いのか 通販な生活 一生を1ギガで終えないための買い物学 定説だってウソだらけ (WAC BUNKO 86) 「残業ゼロ」の人生力 世界一利益に直結する「ウラ」経営学


[著者]
日垣隆(ヒガキタカシ)
作家・ジャーナリスト。1958年、長野県生まれ。大学卒業後、販売員、トラック配送係、TVレポーター、編集者など数々の職を経て、87年から執筆活動に入る。転職2回失業3回。『そして殺人者は野に放たれる』(現在は新潮文庫)で新潮ドキュメント賞、『それは違う!』(現在は文春文庫)で文藝春秋読者賞受賞。『常識はウソだらけ』(WAC)、『個人的な愛国心』(角川oneテーマ21)、『偽善系』(文春文庫、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞)など著書多数

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posted by はっしーなゆき at 07:07 | Comment(5) | TrackBack(0) | 時間管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
メッチャ気になるブログですぅ〜♪

エイッ! お気に入りに登録 完了♪
Posted by きよみ at 2008年08月04日 09:36
いつもありがとうございます。
今日も暑かったですね。
連日、日本のどこかで37度を超えています。
応援完了です。
Posted by Yoshi0828 at 2008年08月04日 23:25
ラクって楽じゃないんだね(^^ゞ
ま、この辺は店長と著者の日垣さんの見解の相違だね(*^▽^*)←だらだらとサボって楽したいヤツ(^o^;;

今日は空前絶後の雷でした(>_<)
目の前のビルに落ちました(>_<)腰抜けた〜
Posted by 大入店長 at 2008年08月04日 23:26
早速Amazonで購入させていただきました。
今日家に帰ったら届いてると思います。
今から読むのが楽しみです!!
Posted by ワクワク推進委員長 at 2008年08月05日 06:20
こんにちは

kovaです.この本,私も読みました.なかなか為になる本だと思います.全体的にユーモアのある書き方なのも好感が持てますね.
Posted by kova at 2008年08月06日 11:28
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